弊社ブランドAilecroire(エルクロワール)の新作を只今製作中です。
Ailecroireは、自社のアトリエにてデザインから加工まで行っています。
現在、新作の「翼」をモチーフにしたブローチの製作を行っています。
前回の「組み立て」の続きをご紹介させていただきます。
前回はそれぞれのパーツに組み立てるための芯をを立てて進めていました。
組まれたパーツの僅かな接点にろう材を溶かしこみ、接合していきます。
この技法を「ろう付け」と呼びます。
ろう付けに関しては他の記事でも登場してきていますのでこちらも是非読んでみてください。
繊細で細かいパーツの、小さな接点へ確実に火を当てていきます。
余計な部分にろう材が流れ込まないように手の間隔と長年の経験で正確に接合されます。
ろう付け後には酸洗いをして、酸化膜を取り、綺麗に研磨仕上げがされます。
このブローチは非常に複雑な構造なため、製作に多くの時間と高い技術が必要となります。
確実に仕上がってきている姿を見る度に、立体感や躍動感が増していて完成が更に楽しみになります。