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エリザベス女王…お別れの日に

エリザベス女王…お別れの日に

こんにちは。

Ailecroire デザイナーの佐野です。

今月8日にイギリスのエリザベス女王が死去されました。

2022年9月19日、今日はそのエリザベス女王の国葬の日です。

今年2月6日には即位70周年を迎えられ、6月にはプラチナ・ジュビリーの華やかなイベントが行われたばかりで、皆さまもその時のお姿は記憶に残っているかと思います。

エリザベス女王といえば、歳を重ねてもその華やかなお召し物と素晴らしいジュエリー、それに負けない素敵な笑顔がとても印象的でしたよね。

ジュエリーに携わる私としては、その素晴らしいジュエリー一つ一つにまつわるエピソードにも興味あるものでした。

それは愛する家族や、各国の要人から贈られたものなど様々です。ゴージャスなネックレスもお似合いですが、華やかな色のお洋服の襟元に飾られたブローチも、お顔周りをより一層明るくし素敵なものでした。

そのエピソードの中からご家族との絆を感じるブローチを二つご紹介します。

一つはチャールズ皇太子を出産した時にご両親から贈られた、花かごをかたどったブローチ。皇太子の誕生から1か月後の公式写真で披露されました。まだ初々しさのある女王の可愛らしさも引き立てていました。

それは、2012年のダイアモンド・ジュビリーの式典やクリスマス演説など、数十年に渡り愛用されてきました。年齢を重ねても、可愛らしい花かごのブローチがなんとお似合いになる笑顔でしょうか。

もう一つは、エリザベス女王がフィリップ殿下との新婚旅行でつけたサファイアのブローチ。幸せそうに見つめ合うお二人の姿、女王のジャケットの襟元にそのブローチがありました。そして、何十年も時は過ぎ、その最愛の人を亡くして初めてのクリスマス演説でそのブローチをつけていました。そこにはいつまでも色褪せない思い出と、いつまでも失われない輝きがありました。

その他にも、たくさんの素晴らしいジュエリーと歴史的エピソードに溢れています。知れば知るほどその奥深さに惹かれます。

世界の人々に愛された一人の女性の人生と、共に輝き続けた素晴らしいジュエリーはいつまでも語り継がれてゆくことでしょう。

皆様も、エリザベス女王の思い出と歴史的に素晴らしいジュエリーの世界を訪れてみてはいかがでしょうか。

最後にエリザベス女王のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

本日もお読みいただきありがとうございました。