弊社ブランドAilecroire(エルクロワール)の新作を只今製作中です。
Ailecroireは、自社のアトリエにてデザインから加工まで行っています。
現在、新作の「翼」をモチーフにしたブローチの製作を行っていますので、その一部をご紹介させていただきます。
前回の「石留め」に続いて他のパーツも仕上がってきましたので本格的に組まれていきます。
今回は、その組み立ての風景をご紹介させていただきます。
今回は製作しているブローチは20個以上にも分けられたパーツで形成された、プラチナ製のジュエリーです。
ダイヤモンドがセッティングされたパーツ、繊細なラインを描く地金のパーツ、そしてアクセントになる漆のパーツなど、非常に複雑な構造になっています。
設計図などは無く、デザイン画のみを元にデザイナーと職人で緻密に話し合い細かなところまで拘りぬいた作品になっています。
何度も型を合わせて構造をつくり上げてきました。
そして、それぞれのパーツをひとつひとつ丁寧に磨き上げ、プラチナの美しい白金色に輝いています。
中でも特徴的なのが漆が塗られたパーツです。
深い歴史をもつ会津塗の技術で塗られた漆と甲府の歴史ある宝飾加工技術の融合作品となります。
力強くも美しいラインを、ダイヤモンドのパーツと漆のパーツで表現されています。
合わせたパーツを調整しながら慎重に組み立ていきます。
これも長年に渡り培ってきた熟練の職人だからこそ成せる技なんだと感じました。
これから着々と組みあがっていく姿は非常に期待が膨らもので、今後も日々その姿をご紹介していきたいと思います。