宝石には1年を通して12ヶ月分の誕生石があります。
さらに、宝石には花言葉の様に「石言葉」というものがあります。
贈り物としてそれぞれの特別な意味や言葉を込めて、石言葉が出来ていったそうです。
6月の誕生石「真珠(パール)」にはどんな意味や言葉があるのでしょうか。
真珠の石言葉
長寿
健康
純潔
富
美容
礼節
宝石というと様々な種類があり、多くは自然現象の発生により誕生する
無機的な鉱石から出来ています。
しかし宝石のなかでも真珠は違い、「海」と生き物である「貝」がつくり出した
有機的な物質で出来ている宝石です。
更に、真珠は自然の、ままで既に美しく輝いていることから
人類が最初に発見した宝石だといわれています。
その神秘的な美しさから「月の雫」や「稲妻が海の中で凝縮したもの」、「神々の涙」などと伝えられ、
古来より世界中の王侯貴族に愛されていたそうです。
日本でも歴史は深く、古事記や万葉集に「しらたま」、「あわびだま」、「まだま」と呼ばれ登場しています。
女性の象徴とされて安産や長寿の護符、富の象徴、火を防ぐ魔力がある宝石とされています。
また、クレオパトラが「美と健康の秘薬」として真珠を酢に溶かして飲んでいたという逸話もあるそうです。
悪霊を祓い、良い霊を呼び寄せることで身を守ってくれるといわれる真珠のパワーは、女性にとって
冠婚葬祭などの儀式で多く身に付けられています。
生き物から誕生した真珠には喜びや悲しみに対して敏感であり、身につける人の
人間的な成長を促してくれるといわれています。
真珠の名前の由来
山で採れる美しい石を「玉」、海で採れる美しいものを「珠」とされていたことから
「真珠」となったといわれています。
また、「パール」とも呼ばれていますが諸説あって、ラテン語で洋ナシを意味する「ピルラ(perla)」や、二枚貝を意味する「ペルナ(perna)」が語源だといわれています。
3つの象徴
愛の象徴
大切な人へ愛情の象徴とされています。
想いを寄せる人を引き寄せて、結び付けてくれるパワーをもつといわれています。
パールネックレスは、切れ目がなく円を描く形から、縁結に効果的なアイテムとされています。
厄除けの象徴
悪霊を祓うパワーをもつ真珠は、持つ人を守ってくれる厄除けの効果もあるといわれています。
昔から事故などの災難から身を守るために護符として重宝されていやそうです。
涙の象徴
真珠は「涙の象徴」ともいわれています。
そのため、葬儀の時や、ご先祖様、遺族への想いを示された意味も込められているといわれています。
真珠が人間としての敬意を促してくれるといわれています。
6月の誕生石
「真珠」
こんな時におすすめです。
緊張をやわらげたい時
美容を意識して若々しくいたい時
良い人に巡り合いたい時
心を穏やかにしたい時
これから、真珠を購入したり贈り物としてプレゼントする際には
真珠が持つパワーや意味を思い浮かべて石言葉も添えて伝えてみてはいかがでしょうか。