「エタニティリング」という言葉を聞いたことがあるという人は多い思います。
エタニティリングにもいくつか種類がありますがその中の一つ、
「フルエタニティリング」
今では一般的に、人気の高い「フルエタニティリング」ですが
同種類との競争で、消え掛けた過去があったそうです。
今回は、その「フルエタニティリング」についてお話をさせて頂きます。
エタニティリング
エタニティリングとはリングの表面をぐるりと切れ目がなく、主にダイヤモンドが一周に繋がって留まっているもので
Endless、 Eternity (切れ目のない、永遠の、 不滅のという意味から
「終わりのない愛」を伝えるものとして夫から妻へ、
主に、結婚記念日などに贈られるアニヴァーサリーリングとして知られています。
古くからヨーロッパ、特にイギリスでは伝統を重んじる習慣があり、エタニティリングを贈る文化があるそうです。
今では一般的になり、日本でも若い人の間でも交わされることも多くなっていると思います。
しかし、 物を掴む時、手のひら側でダイヤモンドが当たり傷ついてしまうことや、
体型が変わってもサイズ直しができないということから、改善目的で
下半分にはダイヤモンドをつけない「ハーフエ夕ニテイリング」や
石の留まる範囲を少なくした一文字とよばれる「クオーターエタニティリング」が普及してきました。
そのことから過去には、フルエ夕ニテイリングがお店で売られることが少なくなった時もあったそうです。
私だけのジュエリー
しかし、世の消費者需要も変わってきて、ジュエリーに限らず全体的に価格がリーズナブルで質の良いものを求めるようになってきたことから、
景気に左右されやすいジュエリーへの需要も増えてきてました。
そして再び、ヨーロッパの伝統的なジュエリー「フルエタニティリング」もその中で注目されるようになりました。
想いが込められた記念品を贈ることは、古くから人間の文化の一部になっていて
アニヴァーサリーとして「愛の印のジュエリ一」としてフルエタニティリングの選択肢が確立したんですね。
何よりも、石留の技術も進歩していて、ダイヤモンドが問題になることは少なくなりました。
指当たりも滑らかなになり、石が当たることや、爪に引っかかることも無くなり、技術も造りも改善されていきました。
サイズ直しの問題も、今では指のサイズが変わったからといってサイズを直さず 再び買い変える人も増えてきています。
フルエタニティリングはサイズ直しがきかないという意味でその着ける人専用のものといった、
贈り物として着ける人に合わせたオーダーメイド品であり、贈り主の想いのこもったジュエリーとなるんですね。
この 「私だけのジュエリー」というだけにサイズが変わっても
「愛の記念品」はそのままにしておくということなのかもしれません。
今では、そのシンプルなデザインと着けている時に回ってしまってもどの位置からもダイヤモンドが見えることや、
他のリングとも合わせて重ね付けなどできることから、
長くつけられて飽きにくいと日常使いに最適なので、多くの方に愛されています。
結婚記念日以外にも、なにか目標を達成した記念日で自分へのご褒美や、お誕生日など幅広いイベントに選ばれています。
一つは持っていたいリングではないかと思います。