前回、「ジュエリー」と「アクセサリー」の違いについて
お話をさせて頂きました。
そこで、ジュエリーといっても様々な呼び方があります。
今回は、その中の「ファインジュエリー」と「コスチュームジュエリー」についてお話をさせて頂きます。
ファインジュエリー
まず、ファインジュエリーは、使用する素材が限定されていて、
素材には、貴金属(主に金、プラチナ)、宝石には天然石を使用します。
貴金属は相場の変動で、その時の時価や天然石の値段でも価格が変動することもあります。
希少価値の高い素材と、高品質が特徴です。
「素晴らしい」、「立派」、「優良」という意味を持つファイン(Fine)が名前に付くジュエリーは、
まさしく上質なもののことを表しています。
鑑定書が付くものもあり、本物志向の人が求めるジュエリーです。
特に一生ものの婚約指輪や結婚指輪は、まさにファインジュエリーがふさわしいといえます。
コスチュームジュエリー
一方コスチューム・ジュエリーとは、使用する素材を限定せず、
素材には非貴金属、ガラスやイミテーションなどの模造品を使用します。
ファインジュエリーと比較して安価なものになりますが有名ブランドが手掛ける高価なものもあります。
アクセサリー単体ではなく、ファッションの一部として楽しめるように
素材の価値よりもデザイン性を重視してつくられているアクセサリーです。
気軽に取り入れられることからファッションアイテムとしての分野で非常に人気があります。
本来は洋服や帽子などに合うようにつくられ、舞台衣装などに用いられていたことから「コスチュームジュエリー」といわれたそうです。
この二つのは前回の「ジュエリー」と「アクセサリー」の違いと
非常に近いものがあります。
ファインジュエリーは「ジュエリー」
コスチュームジュエリーは「アクセサリー」
様々な呼び方ががありますが
意味合いは似ていても、背景や歴史の影響で
呼び方が変わるんですね。