こんにちは、甲府宝飾広報の浅利です。
本日6月14日は世界献血者デーらしいですね。
献血に協力してくれる方に感謝し、血液製剤を必要とする患者さんのため献血が必要であることを知ってもらうために制定されたそうです。
なぜ6月14日かというと、ABO式の血液型を発見しノーベル賞を受賞したカール・ラントシュタイナーの誕生日にちなんでいるそうですが、私達日本人が大好きな血液型占いもこの方がいたからかもしれません。
そんな献血の日に因んで、本日は血に纏わるお話しをしてみたいと思います。
怖い話ではありませんよ。
さて、ここで皆さんに質問です。
血液の色は何でしょうか?
と、考えるまでもありませんよね。失礼しました。
ここからが本題になりますが、血液=ブラッドの名を関する宝石があることを御存じでしょうか。
宝石にご興味のある方は耳にされることも多いとは思いますが、実はこれルビーの事なんです。
その中でも最高級のルビーに与えられる名が「ピジョンブラッド」と言います。
ピジョンブラッド
ピジョン(ハト)ブラッド(血)
つまりハトの血を意味するわけですが、滴る血のように真っ赤な色を持つルビーの事を指し、非常に高く評価されます。
ピジョンブラッド、という色味に明確な定義はなく鑑定機関によって多少の差異はあれど、
加熱処理などで色味を引き出したものではなく、あくまで天然であり透き通るような真紅の色が求められることに変わりはありません。
ルビーの原産地としてミャンマー、スリランカ、タイ、カンボジアなどが有名ですが、
日本の基準ではミャンマー産で色の基準を超えるルビーのみにピジョンブラッドが使用可能となっています。
そんなルビーですが、宝石の王様であるダイヤモンドより希少性が高いことはあまり知られていません。その理由は産出量が少ない事と、良い色のルビーが少ない事となります。
先にお話しした通り、ピジョンブラッドと銘打たれる良質なルビーは現在ではほとんど採掘されなくなっており、今市場に出回るルビーは熱加工処理を施し色を入れているものが殆どとなり、色の良い天然ルビーは過去に採掘されたルビーくらいしかない状況です。
パワーストーンとしてのルビー
ルビーはダイヤモンドに次ぐパワーストーンの代表格な宝石です。
ルビーは【勝利】を象徴する宝石であり、情熱や勇気、威厳や活力など人々に力を与える石言葉がつけられています。
また、その赤い色から、古くから「炎」や「血」を象徴する宝石ともされています。
血液の浄化・精神の浄化・生命エネルギーを意味し持ち主の健康を守護してくれると云われています。
また、ヨーロッパではイエス・キリストが流した血とルビーが結び付けられ神聖化された時代もあったそうです。
また、旧約聖書によるとユダヤの12氏族の象徴の宝石一つにルビーが挙げられています。
このようにルビーはその真紅の美しさから、中世ヨーロッパでは伝説や神々と結び付けて考えられていたようです。
話しが脱線してしまいましたが、
つまり私が何が言いたいのかというと・・・
みんな献血に行こう!ってこと!
本日もお読みいただきありがとうございました。