キューピットの矢を意味する針状の内包物が特徴の「ルチルクォーツ」
古代から、「邪の気」を遠ざけるパワーがあり、金運がアップする石として多くの富豪に愛されてきた宝石。
更に、強力な活性パワーがあると信じられ、パワーストーンとしても人気のある鉱石です。
今回はその「ルチルクォーツ」についてお話をさせて頂きます。
ルチルクォーツ
和名【金紅入り水晶】
鉱物種 | クオーツ/ルチル |
結晶系 | 六方晶系(三方晶系) |
モース硬度 | 7 |
色 | 無色、金、赤、緑など |
主な産地 | ブラジル、オーストラリアなど |
化学組成 | SiO₂+TiO₂ |
比重 | 2.6 |
屈折率 | 1.544-1.553 |
ルチルクォーツ
ルチルクォーツとはルチルを内包している水晶のこと呼びます。
ルチルはラテン語で「赤み」を意味していて、日本では「金紅石」と呼ばれる針状の鉱物のことです 。
この鉱物を内包物としている水晶のことをルチルクォーツ(ルチレーテッドクオーツ)と呼びます。
太い針の様に見える結晶は「キューピッズダーツ」と呼ばれていて、キューピーの矢を意味しています。
水晶中に内包されたルチル自体は二酸化チタンを主成分とする鉱物です。
内包されるルチルにもいくつか種類があるので代表的なものをご紹介させて頂きます。
ルチルの種類
ゴールドルチルクォーツ
一般的にルチルクォーツといえば、このゴールドのものが代表的なものに挙げられます。
水晶が金色の針を包むさまは神秘的で、パワーストーンとしても人気のある宝石です。
鮮やかなゴールドは、金運アップ、収入アップのお守りとして身に着けている人も多いそうです。
ブラックルチルクォーツ
鉄分が多く含まれた濃いブラウンのルチルです。
ブラックルチルはルチルクォーツの中で最も稀少性が高く、流通しているものの中には実は「ブラックトルマリンインクォーツ」であるものも多いようです。
大地のエネルギーをもらえるとして経営者などに人気があるそうです。
シルバールチルクォーツ
ゴールドルチルと同じように金運に結びつきのあるお守りとして人気があります。
しかし、違いとしてシルバールチルは現在所有の金銭を安定させる効果があるといわれています。
ゴールドよりも控えめで落ち着いた色合いなので、選びやすいと感じる人も多いそうです。