こんにちは、甲府宝飾広報の浅利です。
今日7月5日は「江戸切子の日」らしいです。
東京カットグラス工業協同組合が制定したそうです。
江戸切子の文様のひとつである「魚々子(ナナコ)」から七(ナナ)五(ゴ)でナナコとなる語呂合わせから来ているそうです。
私自身、切子のグラスが大好きで自宅での愛用グラスは江戸切子のモノになります。
切子というと、
有名なところでは今回取り上げている東京の江戸切子、鹿児島の薩摩切子・霧島切子になるでしょうか。
他には宮崎の綾切子・大阪の天満切子なんてものも有りますね。
どれも素晴らしい技術の賜物だと思います。
さてさてさーて、ここから貴金属屋としてのお話です。
今回この切子細工に関してどうしてもお話したいことがありまして記事を書いております。
皆さまは宝石にも切子細工が可能な事をご存じでしょうか。
その名もズバリ「甲州貴石切子」!
宝石好きの中ならご存知な方も多いと思います。
技法としてはガラスに施す切子細工と似ているそうですが、
宝石への切子細工は実はもっと複雑で手間がかかるみたいです。
宝石自体、石によって硬度が全然違うので石によって、工程や力加減が変わるのは当然の事なんですね。
なによりも天然のモノなので、カットの途中で表面からは見えなかった亀裂などもあったりと、
本当に大変な作業だと思います。
それだけ手がかかり、高い技術で製作された甲州貴石切子だからこそ万人を魅了する輝きを放つのだと思います。
画像はIRODORI様のページより引用させていただきました。