こんにちは、甲府宝飾広報の浅利です。
先日アップしましたニーズとウォンツが思いのほか好評をいただきまして
もう少しこっち系のお話をさせていただきたいと思います。
少し堅い話になってしまいますが、なるべく分かりやすくお話させて頂いだきたいと思いますので
お付き合い頂けますと幸いです。
どんなお話がいいかなと一晩考えていたのですが、
前の記事との関連性を考えて、マズローの欲求5段階説について2回に分けてお話ししてみたいと思います。
宜しくお願い致します。
皆様はマズローの欲求5段階説(マズローの法則)をご存知でしょうか。
これはアメリカの心理学者、アブラハム・マズローが考案した心理学理論ですが、
マーケティングなど人間心理に対して働きかけを行う仕事をされている方にはご存知の方も多いと思います。
マズローによれば、人間が持つ欲求には以下の5段階の階層があるとのことです。
・自己実現欲求・承認欲求・社会的欲求・安全の欲求・生理的欲求
この5つの中で最も低次元な欲求は「生理的欲求」で続いて「安全の欲求」「社会的欲求」「承認欲求」「自己実現欲求」と段階を上がっていきます。
■生理的欲求
生きていくために、食べたい・飲みたい・眠りたいなど生物としての本能ともいえる欲求になります。
会社組織に置き換えると、
生活が出来る給料をもらい、命の危険の無い労働環境を確保したい。となります。
これがクリアできて、欲求は次の段階に移って行きます。
■社会的欲求
家族や会社など、自分が何かしらの集団に属していたい、という欲求になります。
これも会社組織に置き換えると、
会社組織に受け入れてもらい、仲間や上司と共に働き満足感を得たい。となります。
■承認欲求
自分の存在価値や能力を他人や組織から認めてもらいたい、大切にされたい、という欲求になります。
これも会社組織に置き換えると、
自分の能力を認めてもらいたい。正当な評価を受けたい。達成感を感じたい。などの欲求になります。
■自己実現欲求
自身が持っている能力を最大限発揮し、思い描く自分になりたい、という欲求になります。
これも会社組織に置き換えると、
自分の能力を発揮して会社の業績に貢献し、夢や目標を達成したい、人の役に立ちたい。という欲求になります。
この自己実現欲求レベルの人物は、物事の基準が会社や周囲が云々ではなく、全てを自分自身の事として捉えより高みを目指しているステージになり、経営者レベルの思考に達している場合が多いようです。
簡単に説明するとこのようになりますが、
押さえておきたい点として、5種類の欲求があるのではなく5段階であるという事です。
この5つの欲求は横並びに存在しているのではなく段階を踏んで一つづつ上がっていくものなのです。
(生理的欲求から始まり1段づつ階段を上がっていくイメージです)
本日はここまでとさせていただきます。
次回はもう少し踏み込んだお話しをしたいと思います。