Ailecroire

Ailecroire(エルクロワール)新作紹介第4弾 製作中の風景 -石留め-

Ailecroire(エルクロワール)新作紹介第4弾 製作中の風景 -石留め-

弊社ブランドAilecroire(エルクロワール)の新作を只今製作中です。
Ailecroireは、自社のアトリエにてデザインから加工まで行っています。
現在、新作を次々と製作中です。
その中ひとつで、今回は中石に「ピンクトルマリン」がセッティングされるピンクゴールドのリングをご紹介していきます。

製作工程の中の「留め」です。

このリングに施される留めは2種類あります。
「彫留」と「爪留め」です。
唐草模様をモチーフにされたデザインの箇所には彫留とクラシカルな雰囲気を引き立たせるミル打ち加工(ミルグレイン)が施されています。

今回は、爪留めです。
ダイヤモンドが留まる爪先の長さや形状を、先端がお椀型になった「カップバー」と呼ばれる工具で形成していきます。

ダイヤモンドの美しさをより引き立たせるための重要な作業で、バランスを整えながら緻密に行っていきます。

爪先のバランスが整えられると次は「ななこ」で爪を抑えていきます。
留める際に爪の形状や抑える向きにも気を使い丁寧に留められています。

留められた後の様子を見ると研磨前にもかかわらず、その爪先は輝き光っていました。
留められたダイヤモンドの輝きをより美しく飾る為の職人技を感じました。

この後メインとなる中石の「ピンクトルマリン」が留められていきます。
こちらも非常に綺麗な石なので、また後日ご紹介していきます。

当アトリエがある山梨県甲府市には宝飾産業の長い歴史があり、多くの職人やジュエリーメーカーが存在しています。
この「ジュエリーの街甲府」を多くの人に知ってもらえるようにこれからも素敵な商品や職人の姿が見えるアトリエの風景などをご紹介していきます。