弊社ブランドAilecroire（エルクロワール）の新作を只今製作中です。
Ailecroireは、自社のアトリエにてデザインから加工まで行っています。
第1弾の「翼」をモチーフにしたブローチ、第2弾の「リボン」をモチーフにしたブローチに続いて、第3弾目も「翼」をモチーフにしたブローチになります。
前回は「メレダイヤの石留」の風景をご紹介させていただきました。
今回は、本体の研磨作業です。

このブローチも Ailecroire を象徴する「翼」が描かれていて、唐草を取り入れた繊細なラインで躍動感のある力強いフォルムに仕上げられています。
裏面や磨きづらい細部に渡って、丁寧に研磨作業が行われています。

磨く場所に応じて工具を使い分け、光沢を出していきます。

繊細な形状の為、変形させないように細心の注意を払いバフ掛けを行います。
このバフを使用した研磨作業も元の形状を維持して磨いていきます。
これもまた目安など無く、長年の経験で培ってきた「職人の手と目」の感覚のみで施されている熟練職人の高い技術があります。

美しく磨き上げられた本体やパーツはこの後も数回に分けて磨かれていきます。
次回は、組み立て工程の風景をご紹介させて頂きます。

甲府には宝飾産業の長い歴史があります。
現在までに継承されてきた加工技術と甲府の宝飾、ジュエリーの素晴らしさを少しでも知って頂けるようにご紹介していきます。