弊社ブランドAilecroire(エルクロワール)の新作を只今製作中です。
Ailecroireは、自社のアトリエにてデザインから加工まで行っています。
今回は、以前からご紹介させて頂いている新作の「翼」をモチーフにしたブローチの製作風景です。
前回の「パーツのやすり掛け」に続いて、そのパーツを仕上げていく作業の「シャトンのロウ付け」です。
今回の新作は、「翼」モチーフにしたプラチナ製のブローチです。
大枠の本体に対して13個の曲線を描くパーツが組み込まれて形成されます。
非常に美しい繊細なラインをパーツでひとつひとつ丁寧に描いています。
今回はこれまでに、仕上げてきたパーツにシャトン(石枠)を取り付けていく工程です。
ろう材と呼ばれる材料を使用して熱で溶かし、溶接していきます。
ろう材が溶ける様子や、熱によって地金が赤くなっていく様子をみて取り付けられていきます。
これもまさに職人の手仕事であり、熟練の職人技です。
ろう材を付ける量や適切な場所も、最適な火加減も長年の経験を経てきた感覚ですべて行っていました。
小さなシャトンを手際よく、丁寧に溶接されています。
次回は曲線を描くパーツを磨いて光らせていく工程です。
手間暇かけてひとつひとつ丁寧な手仕事で出来ていく甲府のジュエリー、甲府の宝飾の完成が非常に楽しみです。