宝石

ガーネットの種類

ガーネットの種類

1月の誕生石「ガーネット」
赤い宝石として知られていますが、実はカラーバリエーションや種類も豊富でその総称として呼ばれているのがガーネットなんです。
前回は「ガーネット」についてお話をさせて頂きましたが、今回はそのガーネットの種類について代表的なものをご紹介させて頂きます。

パイロープガーネット

真っ赤な色合いが特徴で、「火」を意味する「ピロポス」が名前の由来となっているといわれています。
上質なパイロープガーネットは色の濃いルビーと非常に似ていて、かつてはルビーと混同されていたこともあったそうです。
微かに紫がかった赤色をしていて、大粒の石が産出されることは希なことだそうです。
アルマンディンガーネットと並んで比較的によく目にする流行量の多いガーネットのひとつです。

アルマンディンガーネット

パープル、レッド、オレンジ、ブラウンの色調があります。
トルコの都市アラフィサールがかつてこのガーネットの研磨加工産地であったことが名前の由来となっているそうです。
スリランカ、インド、ブラジル、オーストラリアなど世界各地で産出されていて、ガーネットの代名詞ともいわれています。

スペサルティンガーネット

ドイツの産地「シュペッサルト」の名前が由来となっているそうです。
色調はオレンジ色から赤みがかったオレンジがあります。
スペサルティンガーネットの中でもマンダリンオレンジを連想させる美しい色合いのものを「マンダリンガーネット」と呼んでいます。

ロードライトガーネット

薔薇を意味する「ロード」と石を意味する「ライト」が名前の由来といわれています。
パイロープガーネットとアルマンディンガーネットが混ざった種類です。
色調はピンクからラベンダー色まであって、特にラズベリー色のものが注目されています。

グロッシュラーガーネット

緑色だけではなく、無色、黄色、オレンジなどの色調があります。
同じ鉱物種にヘソナイト、ツァボライトがあります。
ヘソナイトは橙色から褐赤色、ツァボライトは緑色の特徴があります。
多くのヘソナイトガーネットはかくはん作用と呼ばれる渦を巻いた様な内部の様子がみられます。

デマントイドガーネット

アンドラライトの中でも輝きの強い緑色の変種で、その輝きがダイヤモンドのように見えることから「デマント」と由来しているそうです。
「ホーステール」と呼ばれているインクルージョンを含むデマントイドガーネットは高く評価されています。
主な産地としてナミビアとマダガスカルでロシアのウラル山脈から産出される石は品質が高いといわれています。

鉱物名ガーネットガーネットガーネットガーネットガーネットガーネット
宝石名パイロープガーネットロードライトガーネットアルマンディンガーネットスペサルティンガーネットグロッシュラーガーネットデマントイドガーネット
結晶系等軸晶系等軸晶系等軸晶系等軸晶系等軸晶系等軸晶系
科学組成Mg₃Al₂(SiO₄)₃ ←————→Fe₃Al₂(SiO₄)₃Mn₃Al₂(SiO₄)₃Ca₃Al₂(SiO₄)₃Ca₃Fe₂(SiO₄)₃
紫赤~褐赤暗赤~褐赤橙色~橙赤グリーン、ゴールデン、オレンジ、ホワイトグリーン
モース硬度7.57.57.57.2576.5
屈折率1.74-1.751.75-1.781.78-1.821.79-1.811.73-1.751.86-1.89
主な産地南アフリカ、アメリカ、タンザニア、オーストラリアなどタンザニア、ケニア、ジンバブエ、マダガスカル、アメリカ、スリランカ、インドなどインド、ブラジル、スリランカ、マダガスカル、タンザニア、アメリカなどマダガスカル、タンザニア、ケニア、スリランカ、ミャンマーなどケニア、タンザニア、パキスタン、スリランカ、ブラジル、ロシアなどロシア、ナミビア、マダガスカルイタリアなど