日本の国石である「翡翠(ジェダイト)」
日本での翡翠の歴史は古く、縄文時代の古墳から翡翠製の勾玉が多数発見されているそうです。
高貴な緑の宝石として古くから愛されている翡翠についてお話をさせて頂きます。
ジェダイト
和名【翡翠】
鉱物種 | ジェダイト |
結晶系 | 単斜晶系 |
モース硬度 | 6.5-7 |
色 | 緑 |
主な産地 | ミャンマー、グアテマラ、日本など |
化学組成 | NaAlSi₂O₆ |
比重 | 3.34 |
屈折率 | 1.660-1.680 |
翡翠
一般的に翡翠と呼ばれる石には、ジェダイト(硬玉)とネフライト(軟玉)があります。
鉱物学的では全く別の鉱石になりますが、見た目が非常に似ている宝石です。
この2つが、別種と分かったのは1863年になってからだそうです。
現在では、宝石として価値があるのはジェダイト(硬玉)だけですが、中国では白く透明感のある最も上質なのネフライト(軟玉)を硬玉よりも霊格の高い宝石として珍重されます。
硬度は6.5から7と水晶よりもやや低いため、傷がつきやすい繊細な性質をもっています。
しかし、「靭性」と呼ばれる粘着質が高い性質もあるため衝撃に耐える力はダイヤモンドよりも強く、宝石の中で最も割れにくい宝石だといわれています。
また、色の種類が多いのも特徴です。
翡翠のパワー
願い事を成就させると考えられて、東洋では古くから呪術や信仰に用いれれてきたパワーストーン。
魂や細胞の力を再生させるといわれ、美容や医療の世界でも科学的研究が進められています。
大いなる知恵の石とも呼ばれて、人徳を高め、直観力や精神力を養うともいわれています
日本を代表する宝石「翡翠」
2016年に日本の国の石としてに日本鉱物科学会によって選定されたそうです。
宝石には美しさだけではなく、神秘的なパワーを秘めたものが沢山あります。
翡翠は、そのパワーストーンの中でも装身具や護符として最も古くから愛されている宝石なんですね。