指輪の豆知識

結婚指輪を着けるのはどの指?

結婚指輪を着けるのはどの指?

結婚指輪は左手の薬指にしますよね?
でもどうして左手の薬指にするのか皆さんはご存知でしょうか。
今では左手の薬指に着けることが一般的になっていますが、着ける場所にも歴史や文化があったそうです。

今回は、「結婚指輪を着ける指」について少しお話をさせて頂きます。

結婚指輪の歴史

紀元前2500年頃の古代ギリシャでは左手の薬指は、愛の象徴である心臓と直接結ばれていると信じられていて、永遠の愛を誓う証の指輪として左手の薬指に着けることがふさわしいとされていたそうです。
更に、結婚指輪はキリスト教による「神への契約の証」として11世紀頃から広まっていき、一般的に習慣化されていったそうです。

また、右利きの人が多かったため日常生活で傷が付いたり紛失したりすることのないようにと左手の薬指になったという説もあるそうです。

右手?左手?

現在日本では、結婚指輪を左手の薬指にするのが一般的です。
しかし、イギリスでは16世紀まで右手の薬指にするのが決まりだったそうで、現在でも東欧の一部では結婚指輪を右手の薬指にする習慣があるといわれています。
ヒンドゥー教徒の割合が多いインドでは、左手が不浄の手とされているため、右手の薬指に結婚指輪を着ける人が多いそうです。
しかし、現在では左手の薬指に着ける人も出てきていて、他にも足の指に着ける女性もいるそうです。
台湾では女性が右手の薬指に、男性が左手の薬指に結婚指輪を着けるなど、国や地域、宗教によって異なる習慣もあるようです。

結婚指輪を左手の薬指に着ける習慣は、キリスト教からの流れで出来ているんですね。
また、地域によって右手の薬指に着ける習慣があって、
そこには宗教が大きく影響していることがわかりました。
そして、時代とともにその習慣も変化しているんですね。
しかし、これはあくまでも歴史や文化を通して出来た習慣なので、実際にはどの指に着けてもその人にとって意味のある指で想いがこもっていれば、どの指に着けても良いのかもしれませんね。