宝石

クンツァイト

クンツァイト

清楚で愛らしいピンク色の宝石。
多色性が強く見る角度によって色の濃淡が変化する「クンツァイト」
その女性的で美しい色合いは、宝石としてだけではなく、パワーストーンとしても人気があります。
今回は、その「クンツァイト」についてお話をさせて頂きます。

クンツァイト
和名【リチア輝石】

鉱物種スポジュメン
結晶系単斜晶系
モース硬度6.5-7
ピンク
主な産地ブラジル、アフガニスタン、アメリカ、ミャンマー、マダガスカルなど
化学組成LiAlSi₂O₆
比重3.18
屈折率1.66-1.68

クンツァイト

1902年にアメリカで初めて発見され、鉱物学者で宝石の研究者としても知られるクンツ博士の名前にちなんでクンツァイトと名付けられたそうです。
このクンツ博士は若くしてあの有名なジュエラー「ティファニー」に加わり、鉱物の研究をしていました。

クンツァイトはスポジュメンの一種で、ピンクのものを「クンツァイト」、グリーンのものを「ヒデナイト」、イエローグリーンのものを「トリフェーン」と呼ばれています。
中でも最もポピュラーな宝石としてライラックピンクLilac Pinkのクンツァイトがあります。

優しい色合いと手頃な価格で、若い女性にも人気がありますが、カットが大きければ大きいほど色の美しさが引き立ちます。
そして、クンツァイトの美しいピンク色は非常にデリケートで、紫外線などに長時間当たると自然に色が褪せてしますことがあります。
また、スポジュメン自体にも完全な劈開性を示す鉱物なので割れには注意が必要です。

クンツァイトのパワー

石言葉は「慈愛」、「気高さ」、「優美」で、穏やかでやわらかな慈愛のエネルギーを放つといわれています。
ふんわりとした優しい波動を持つこのクンツァイトは、愛情深さを養い人に愛を注ぐことの大切さを教えてくれるようなパワーストーンです。
また、過去の悔いや未来への不安を払拭してくれて、
気分を晴れやかにさせ安心感を与えてくれるエネルギーがあるといわれています。

安心感や穏やかさ、そして人への愛情までをサポートしてくれる優しい宝石なんですね。
こんな素敵な宝石が使われたジュエリーなら常に身に着けていたくなりますよね。