数ある宝石の中で「貴石」と呼ばれる種類があります。
それは、非常に希少性が高く、最も価値の高い宝石とされています。
「ダイヤモンド」、「エメラルド」、「サファイア」、「ルビー」
この4つの貴石が「世界4大宝石」と呼ばれているんです。
前回の続きで、代表的な「サファイアの種類 」を
ご紹介をさせて頂きます。
サファイアの種類
ナイジェリア産のサファイア
アフリカのナイジエリア産サファイアは、まだ、歴史が浅く1980年代後半頃から市場に出回り始めました。
やや紫がかった青色をしたスルランカ産に近い色味のサファイアも採掘されています。
今後期待の新産地といわれています。
モン夕ナ産のサファイア
モンタナはアメリカ北西部にある州です。
19世紀後半、州の各地で「砂金採り」によって、サファイアが次々と発見されたそうです。
中でもヨーゴ渓谷で見つかったサファイアはコーンフラワーの色だと絶賛されました。
現在、鉱山は閉山し、過去に採掘されたものがわずかに出回る程度なので非常に希少とされています。
オーストラリア産のサファイア
オーストラリア産のサファイアです。
実は、世界で産出されるサファイアの大半はオーストラリア産なんです。
世界で最大級といわれるサファイア鉱床の一部はオーストラリアにあるそうです。
黄、緑、青など2つ以上の色が混じり合う、独特なパーティーカラーのサファイアが代表的に知られています。
スターサファイア
ス夕一サファイアとは、星形に輝く六条の光が走っているサファイアに一種です。
このスターに輝く効果は、宝石内部の線状のインクルージョンによって、光の筋が入り輝いて見えます。
特に、はっきりと星形の光の筋が出るものは、希少価値が高くなります。
パパラチアサファイア
パパラチアとは、スリランカの言葉で「蓮の花」を意味します。
様々な色があるファンシーカラーサファイアのうち、
ピンクとオレンジの中間の色合いのものを「パパラチアサファイア」と呼ぴます。
パパラチアサファイアは、スリランカ産のサファイアに限定されることもありますが
現在では、マダガスカル、べトナム、タンザニアなどからも発見されて採掘がされています。
世界で3大希少石(パパラチアサファイア、パライバ卜ルマリン、アレキサンドライト)の一つとも呼ばれていて
サファイアの王様といっても良いでしょう。
ファンシーカラーサファイア
実は、サファイアには青以外にも、ピンク、オレンジ、パープルなどの様々な色が存在します。
青色以外のサファイアををまとめて「ファンシーカラーサファイア」と呼びます。
コランダムの中に含まれる酸化クロムや金属原子の含有率により色が変わり、多彩な色へとなります。
サファイアにも産地によっても
非常に多くの種類があるんですね。
次回は、「世界4大宝石」の4つ目
「ルビー」についてお話をさせて頂きます。