宝石

世界4大宝石 -サファイアの種類 1-

世界4大宝石 -サファイアの種類 1-

数ある宝石の中で「貴石」と呼ばれる種類があります。
それは、非常に希少性が高く、最も価値の高い宝石とされています。
「ダイヤモンド」、「エメラルド」、「サファイア」、「ルビー」
この4つの貴石が「世界4大宝石」と呼ばれているんです。
前回のサファイアの続きで、代表的な「サファイアの種類」を
2回に分けて、ご紹介をさせて頂きます。

サファイアの種類

カシミール産のサファイア

インドとパキス夕ンの国境地域にあるカシミール地方は最高品質の
サファイアが産出されることで知られています。
カシミール産サファイアは、シルクのような乳白色の光沢がある、美しい青が特徴です。
その色彩の美しさから「コーンフラワー(矢車草)ブルー」や「べルべティブルー」と呼ばれ、
高い評価を得ています。
しかし、希少価値が極めて高く、市場での流通が少ないため、「幻の石」といわれています。


スリランカ産のサフアイア

スリランカは伝統的な宝石の産地として知られています。
透明度が高く、僅かに紫がかっているのが特徴です。
スリランカ産のサファイアも、カシミール産のサファイアに劣らない品質で、
スリランカ産の最高品質のサファイアは
「カワセミブルー」と呼ばれています。
夕イで「ギウダサファイア」と呼ばれる、結晶から白濁を除去する加熱処理の製法が確立すると、
スリランカ産のサファイアの流通が増えるようになりました。
とはいえ加熱処理をせずに高い透明度を持つサファイアの方が希少で、非加熱サファイアの価値は非常に高いです。


ミャンマー産のサファイア

最高級のルビーの産地として知られるミャンマーのモゴツク地方で採掘されるサファイアです。
カシミール産と並ぶ最高品質のサファイアとして知られています。
カシミール産に比べると透明度が高く、深みのある青い色が特徴で「ロイヤルブルー」と呼ばれています。


パイリン産のサファイア

カンボジア西部の夕イと国境を接する地域のパイリンで採掘されるサファイアです。
15世紀からルビーとサファイアの産地として知られ、
1960年代後半までは世界のサファイアの半分がパイリン産というほど重要な産地だったそうです。
高品質な口イヤルブルーや深みのあるソフトブルーのサファイアも発見されています。


マダガスカル産のサファイア

アフリカ大陸の南東、インド洋に浮かぶ島国のマダガスカルで採掘されるサファイアです。
1990年代以降、次々にサファイアの鉱床の発見され、現在では世界有数の産地となっています。
カシミール産に匹敵する深い青色で透明度のあるべルべットブルーのサファイアが採れることがあるなど、注目を集めている産地です。

まだまだ続く、「サファイアの種類」
次回は、第二段をご紹介させて頂きます。