宝石

世界4大宝石とは?

世界4大宝石とは?

「世界4大宝石」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
宝石とは、一般的に「鉱物の中で特別に美しい存在」といわれています。
具体的な定義があるわけではありませんが、
人が見て「美しい」と感じるもので、地球が生み出した鉱石の中で
ごく一部の奇跡的な存在を「宝石」と呼んでいます。

そして、数ある宝石の中には、古くからその価値と美しさゆえに多くの人々に愛されてきた
4つの宝石があります。
今回は、その「世界4大宝石」についてお話をさせて頂きます。

世界4大宝石

ダイヤモンド、ルビー、サファイア、エメラルド。
この4つの宝石を「世界4大宝石」と呼びます。
それは、美しさと価値を兼ね備えた宝石の中でも、格別の存在だからです。

まず、古くから宝石として人々に崇拝されてきたのは、「エメラルド」。
エメラルドの緑は生命の象徴とされてきました。
古代エジプトの女王クレオパトラは、
自分の名前をつけた鉱山を所有していたと言われています。

そして、「ルビー」も古くからその存在を知られていました。
旧約聖書のヨブ記に「知識の価値はルビーに勝る」という記載が
あることからも、ルビーの価値の高さがわかります。

「サファイア」は、中世ヨ一ロッパで「神の意志を伝える石」として歴代のローマ法王
や聖職者たちに崇拝されてきました。

「宝石の王 」はサファイア、「 宝石の女王」はルビー。
17世紀まではそう呼ばれていましたが、
そこに新たに仲間入りを
果たしたのが「ダイヤモンド」です。

ダイヤモンドの存在自体は、古くから知られていましたが、
硬く加工が難しいことから、長い間宝石としては扱われませんでした。
しかし、15世紀に「ダイヤモンドでダイヤモンドを研磨する方法」が発見され、
さらに18世紀末に入つてダイヤモンドの美しさを最大限に引き出す
「ブリリアントカット」が発明されたことで、
宝石として最高峰の評価を得るようになったのです。

また、この4大宝石は、宝石の中で「貴石」とも呼ばれています。
その他の宝石を「半貴石」と呼んでいるのですが、
この分類に関しては諸説あって、他の宝石も貴石に含まれることもあります。
一般的には、この4種の宝石を主に「貴石」と呼んでいます。

宝石の中でも比較的、希少性が高く美しいとされている
「世界4大宝石」

また、それぞれの詳しい内容もお話をさせて頂きます。