みなさんはお持ちのジュエリーを日々、どの様にお手入れしていますか?
ジュエリーをできるだけ良い状態で長持ちさせ、一生をかけて愛用していくためには、
基本となる4つのルールを守ることが必要なんです。
これをきちんと知っているのと知らないのとでは、ジュエリーの将来に大きな差が出てきます。
そんなジュエリーの取り扱いについて、簡単に出来上がる「お手入れ方法」をご紹介していきます。
1.着けたら必ず拭く習慣
ジュエリーを身に着けると、どうしても皮脂や汗、化粧品などの汚れが付着してしまいます。
この汚れを放っておくと、パールやトルコ石など、デリケートな宝石類に致命的なダメージを与えます。
ダイヤモンドのように強さのある宝石でも、汚れをため込めばせっかくの輝きがくすんでしまいます。
そこで、身に着けたらジュエリーは眼鏡拭きやセーム革のように柔らかい布で必ず拭いてから保管しましょう。
これを徹底するだけで、ジュエリーの傷みは、かなり防げます。
2.丁寧に保管する
地球上で最も硬い鉱物、ダイヤモンドの硬度は10。
それに対して18金やプラチナの、硬度は約4.5。
貴金属の方が柔らかいんです。
ジュエリーを雑に扱うと、硬度の高い宝石と貴金属がこすれあい、細かな傷がついてしまいます。
パール(硬度3)や琥珀(硬度2)に至っては、こすれて出来る傷の度合いが、更に深刻です。
ジュエリーは必ず、互いがぶつかり合うことのないように、丁寧にしまうのが基本です。
旅行先にジュエリーを持っていくときも、一つ一つを布などで包んで、傷まないように配慮することが必要です。
3.修理は必ず購入したお店で
リングのサイズが合わなくなった、チェーンが切れた、宝石が外れてしまった、、、
などの様々な修理は、それを購入したお店に依頼することをおすすめします。
なぜなら、一見同じように見える18金でも、製造する会社やお店よって使用する地金の成分が微妙に異なるの場合があるので、他店では修理を引き受けられないことがあるんです。
ジュエリーを購入した際に、宝石のクオリティを明記した「鑑定書」や「鑑別所」、
販売証明書ともなる「保証書」が付属品されますが、それは紛失しないようにきちんと保管をしてください。
修理を頼む際に、非常に便利なものになります。
4.屋外ではデリケートな素材は避ける
海や山など旅行に行く時も、ジュエリーは着けて行きたいですよね。
しかし、海ではプラチナやゴールドなどの貴金属を、 硬い砂で傷つけてしまうことがあります。
海や山での強烈な紫外線も、長く浴びていると、アメシスト、シトリン、トルコ石、クンツァイトなどの宝石には、色褪せの原因となってしまいます。
更に、プラチナやゴールドは熱伝導率が高いため、スキーやサウナで身に着けたままでいると、
ジュエリー本体の温度も変化して、凍傷や火傷を起こす危険性もあります。
お出掛けの際には、場所や環境に応じて慎重に選ぶ必要があるんです。
ジュエリーの基本的なお手入れ方法を知っていてこそ上級者への第一歩。
日々のケアをしっかりしてあげることで
ジュエリーはその美しさを永遠に保ち続けてくれるんです。
次回はジュエリーの取り扱いについて「宝石の注意するべき特徴」についてお話をさせて頂きます。