みなさんはお持ちのジュエリーを日々、どの様にお手入れしていますか?
前回は、ジュエリーをできるだけ良い状態で長持ちさせ、一生をかけて愛用していくために、必要なお手入れ方法の基本4つをご紹介しました。
そこで、ジュエリーに使われている宝石には様々な特徴があります。
お手入れをしていく中で、その性質を理解して適切なケアが必要なんです。
今回は、ジュエリーの取り扱いについて「宝石の注意するべき特徴」をお話をさせて頂きます。
![](https://blog.kofu-jewelry.jp/hiroesano/wp-content/uploads/2021/05/shutterstock_1591266937-1024x678.jpg)
ダイヤモンド
「輝きがくすんでしまう前に液体洗浄でクリーニングを。」
ダイヤモンドは、地球上で最も硬い鉱物です。
とても強靭なのて、扱いには比較的気を遣わずに済みます。
しかし、ダイヤモンドには「親油性」という、皮脂や化粧品などの油分が付着しやすい性質があります。
なので、グラスなどの容器に台所用の液体洗剤を混ぜたぬるま湯を入れ、
ジュエリーを浸して洗浄することをおすすめします。
これだけで汚れが浮き上がってきます。
特に汚れがひどい場合は、柔らかい歯ブラシで裏からこすります。
充分にすすいだ後は、傷が付かないように注意してしっかり乾燥させてください。
パール
「光沢が失われる原因は、汗。汚れの拭き取りを徹底してください」
パールは、宝石中でも最もデリケートな種類に入ります。
着けた後に、手入れをしないで放っておくと汗や皮脂の成分が酸化して、
少しずつ表面の光沢を侵してしまうので注意が必要です。
これを防ぐためには、何よりも「着けたら拭く」を徹底する事です。
香水や整髪料をスプレーする際にも、必ずパールを身に着ける前に済ませてください。
汚れがひどい場合には、浸け置きしたいところですが水道水には塩素が入っているので、お勧めしません。
なので、堅くしぼった布で汚れ落とすことは、ときには必要だと思います。
水に弱い石
「洗浄してもとれない致命的なシミができやすい石」
パ一ルや卜ルコ石、サンゴ、象牙、ラピスラズリ、マラ力イ卜などは、
液体がしみ込みやすい「多孔質」と呼ばれる性質を持っています。
なので、液体が付着するとシミになりやすく、拭いても取れなくなるので充分な注意が必要です。
特に果汁などはシミの原因になりやすいのて気を付けください。
もちろん温泉も同じで悪い影響を及ぼします。
多孔質の宝石は、硬度が低く、紫外線にも弱いなどデリケートなタイプが多いので、
特に念入りに手入れをしてあげましょう。
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ジュエリーは、非常に繊細なもので
宝石にも様々な特徴と性質があります。
お手入れ方法にも細心の配慮が必要なんですね。
私たち造り手としても、末永く愛用して頂くことが
何よりも喜ばしく、やりがいにもなります。
日々のお手入れをして、その輝きがを長く保つことで
更に愛着も湧いてくるのではないでしょうか。
基本的なお手入れ方法ですが、簡単にできるものを
ご紹介しましたので良かったら試してみてください。