ダイヤモンドについて

ダイヤモンドの4Cとは?

ダイヤモンドの4Cとは?

ダイヤモンドの価値はどのように決められるのか?

品質や大きさや色味など人が単純に目で見て分かるものではありません。そこで、GAIという鑑定機関が国際基準をつくり、世界的に認められている4つの鑑定項目があります。

それが「4C」と呼ばれています。
今日はその4Cについてお話をさせて頂きます。

GIA

まずは、GIAについて

GIA・G.G.(米国宝石学会・宝石学修了者)

GIAとはGemological Institute of Americaの略で米国宝石学会のことで、世界で最も権威のある鑑定機関です。

G.G.とはGraduate Gemologistの略で宝石学修了者のことで、ダイヤモンドのグレーディング、宝石の鑑別技術、そして倫理を兼ね備えて習得した物に与えられる世界で通用するプロフェッショナルの称号です。

アメリカの世界で最も権威のある鑑定機関で
 この機関は、「宝石学の教育機関」と「宝石の鑑別、鑑定機関」そして「宝石研究所」で構成されています。

GIAで世界共通のダイヤモンド鑑定基準となる「4C」と「ダイヤモンドグレーディングシステム(鑑定書)」を考案、開発されています。

ダイヤモンドの4Cは、1950年に開発されました。この4Cの基準ができるまでは鑑定者の経験や勘で鑑定されてきましたが、天然の宝石だけではなく合成品などの天然のものではないものが出回るようになり、また新たな新種の宝石もでてきて混乱を招かないようにと鑑定方法を考案したそうです。

世界で最も権威のある鑑定機関がしっかりとした基準をつくってくれたおかげで私たちは、安心してダイヤモンドを購入できるんですね。

4C

では4Cについてどのようなものがあるのか見ていきましょう。
・カラー(Color)
・クラリティ(Clarity)
・カット(Cut)
・カラット(Carat)

この4つの「C」の頭文字を≪4C≫と言います。

まず、カラーについて

ダイヤモンドの色味を「D」から「Z」までアルファベットで表していて
無色であればあるほど良いとされています。最高ランクが「D」となり
黄色味が強くなればなるほどE.F.G….と評価されていきます。

クラリティについて

ダイヤモンは天然の石なので
内部にインクルージョンという内包物や
外部にブレミッシュという傷の様な物があります。
こうした不純物などが無いものはごくまれで
10倍の倍率で見た時に不純物などが見えないものが希少性の高い評価となります。
表記としては評価の高いものから
・FL(フローレス)
・IF(インターナリーフローレス)
・VVS1/VVS2(ベリーベリースライトリーインクルーデッド)
・VS1/VS2(ベリースライトリーインクルーデッド)
・SI1/SI2(スライトリーインクルーデッド)
・I1/I2/I3(インクルーデッド)

一番表示の低いインクルーデッドになると内包物も容易に確認できて
透明度や輝きにも影響が出てくる可能性があります。

カットについて

カットはダイヤモンの輝きに大きく影響しています。
カットの品質が良いほど光を取り込んだ時に美しくきらめき
魅了が倍増します。
表記はカットの品質が良いものから
・EXCELLENT
・VERY GOOD
・GOOD
・FAIR
・POOR

また形状やバランスを見て、ダイヤモンドのプロポーションも評価に含まれています。

カラットについて

カラットとはダイヤモンドの重量を表します。
1カラットをグラムにすると0.2グラムです。
カラット(carat)は≪ct≫と表記されます。
一般的にジュエリーに使用されているダイヤモンドは1粒あたり1カラット以下のものが大半で、小数点を使い表記されてます。
例 「0.50ct」

この4つの評価基準でダイヤモンドそれぞれの価値や品質を鑑定しています。
どのダイヤにも個性があって特別なものには変わりありませんが
より美しく輝き価値の高いものをお求めの方は是非この≪4C≫を覚えおくことをおすすめします。

また、「カラー」、「クラリティ」、「カット」、「カラット」については、それぞれ掘り下げて話をさせて頂きますので読んでみてください。