LENNY BATON

日本の粋が息づくジュエリー

日本の粋が息づくジュエリー

こんにちは。

LENNY BATONデザイナーの佐藤です。

先日テレビで、日本中のたんすに眠っている着物を買い取り、一点物のアロハシャツにリメイクするビジネスの特集が組まれていました。

日本を代表する伝統美も、洋装の現代ではたんすの肥やし。しかしハワイ生まれのアロハシャツと融合することで、その美意識が受け継がれていたのです。

世界でもその名が通用する伝統美『きもの』


なんだか今日は肌寒いですね。

さて、私たちが日々作っているのは、ヨーロッパ生まれの“ジュエリー”

パリやローマに本店のある老舗ブランドのジュエリーの美しさには、目を見張るものがあります。

しかし、メイドインジャパンのLENNY BATONも負けてはいません。

LENNY BATON

前回お話ししたように、私たちは日本人の誇りとして、日本人デザイナーだから表現できる伝統的美意識をジュエリーに宿しているのです。

みなさんは『底至り』という言葉をご存じでしょうか?

底至り(そこいたり) : ① 隠れたところに贅を尽くすこと。

            ② 徹底してこだわり抜くこと。

階級制度の厳しかった江戸時代、庶民の贅沢を禁じる“奢侈禁止令”が出されます。

町には一見して地味な羽織姿が増えたように見えましたが、そこは粋な江戸の伊達男たち。

「てやんでえ!べらぼうめ!」(何言ってやがる!この馬鹿チンが!)

なんとしてでも洒落てやろうと見出したのが、着物の裏地という秘密のキャンバス。

そこに壮観な風景画や迫力のある龍図など派手な絵柄をほどこし、ひそかに、かつ大胆に洒落心を満たしていたのです。

着物の襟から覗く華美な裏地

それは幕府の一方的な支配から逃れ、己の美意識を貫こうとした伊達男たちの反骨精神のあらわれ。

奥ゆかしさの中に、確かに息づく“強さ”

それこそが、LENNY BATONが掲げる『底至りの美学』の本質。

では現代のジュエリーに、どうやってその美学を落とし込んだのか?

さて次回、細部にわたって底至っている私たちのデザインの全貌をお見せしましょう。

LENNY BATONデザイナー 佐藤

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